目次
1 転職を繰り返すケース
1-1 転職の実態 ボロボロの履歴書
仕事が自分に合わない
仕事先でトラブルを起こし、辞めなければいけない状態に追い込まれた。
規則違反がバレて辞職。
人間関係が上手くいかなくなった
居づらくなった
鬱になって辞めてしまった
このような理由で夫は仕事をやめ、転職を繰り返します。活躍し、年収アップを目指し、果敢に挑んでいくタイプの有能ビジネスマンの転職話ではありません。
外資系部長職を渡り歩く、特殊技能の持ち主、資格(医師等)をもっており、それらを使って上昇志向がある故の転職ではありません。
最初に勤めた仕事は10年ほど続いたけれど、そこで我慢の限界に達し、又は景気の影響を受けリストラされ、転職を経験した後、転げ落ちるように、不安定な転職を繰り返し始めることもあります。
事情はよく分からないけれど、突然「辞めて来た」と告げられた、ということもあります。
理由は様々ですが、仕事が長続きしない。妻は「夫は仕事が3年も持たないんです。」と嘆きます。
子どもが二人いても、3人いても、また、住宅ローンを負っていても、転職を繰り返します。
転職の度に、年収、待遇は悪くなり、自分の年齢も上がっていきます。
妻は、職の安定がいかに大事か、我慢できないものか?と説得しますが、やがては夫は仕事を辞め、転職してしまうのです。
妻曰く、
「今回は転職できましたけれど、もうこんな履歴書ボロボロです。こんなこと繰り返していたら、この先どうなってしまうのか、、、」と不安を募らせます。
1-2 転職癖、信頼関係を失っていくケース
最初は仕事に口出しをしない方が良いと思っていても、このような家庭が傾く事態に陥ると、妻も黙ってはいられません。
夫の退職、転職について、いろいろと尋ね、
「どういうつもりなのか?」、「今度はちゃんと勤め続けてくれ」ということを言います。
しかし、
今回の就職もまた、様子がだんだん暗くなり、まだ勤め始めたばかりなのに転職サイトを見ていたり、心療内科に通い始めたり、、
妻「仕事を辞めるときには必ず言ってね、相談してね」といったにも関わらず、
「気づいたら勝手に仕事を辞めていた!!!という事態に。」
ぷっつーーんと信頼関係の絆が断ち切られます。
危機意識も共有できていないようで、妻の募る不安の一方、転職先が決まっていないままの退職や、転職活動がのらりくらりだったり、という状況にあります。
転職癖夫への不信感、憤り、情けない思い、、、
「もう、こんな夫嫌だ」と信頼関係は崩れていきます。
心配する気持ち、家計の今後をどうするのか?という大きな妻不安、転職を繰り返していいのか?夫のキャリアの今後について、
夫婦で問題の共通認識、目標、いたわりあう、話し合う、これらの大事なことができないのです。
夫婦関係崩壊に向かいます。
叱咤激励が効果的であるというのは、夫の気持ちが切れていない時のことです。
夫自身が希望を失い、「仕方ないよ」「もういいよ」ともともと奮起するタイプではなく、諦めやすい性格であったこともあり、
妻の叱咤激励は効果がありません。負け癖、転職癖に歯止めをかけることはなかなか難しい状況にあります。
妻は、夫のお尻をたたき続けるだけではもはやダメなのです。
妻は、夫の繰り返される転職を前に、実態を受け入れ、方針を立てなければいけません。
1-3 まじめな夫の望まぬ転職のケース
夫は真面目な性格だけれども、仕事、が上手くいっていないということもあります。
転職癖のある夫とは違い、「このままじゃあ、いけない」という認識はしっかりと夫にもあるのです。
まじめな夫の転職のきっかけは
・勤め先の経営不振、倒産
・営業がきつくノルマが達成できない中、追い詰められて転職
・上司のパワハラ
このようなところでしょうか。
決していい加減に退職、就職を繰り返すわけではありません。
妻は、生活の心配、将来の心配、ストレスがたまり、夫にあたってしまうことも時々あります。
「愛情があるのかはよく分からないけれど、愛着はあると思います。」と不仲ではないけれど、”離婚”についても考えてしまうほど、妻は追い詰められています。
しかし、離婚したところで生活費を十分に稼げない妻、この先どう動けばいいのか分かりません。
そんな中、妻の両親が夫に説教をしたことをきっかけに、プライドに傷がついた夫から離婚を告げられ、夫婦仲が一気に破綻に向かうこともあります。
真面目な夫は、周囲から言われなくても、本当は転職などしたくない、家族を安心して養える勤めがしたいと、思い詰めているのです。
夫から見ると、正論ばかりかざして自分を責めてくる、助けてくれない妻に対し、信頼を失い、重荷に感じるようになります。
このような事態に陥っているケースで、
夫から離婚要求を受ける事態になり、これは大変だと、妻が慌て始めます。本当は離婚したくない、という妻だって多いのです。
パート、専業主婦の妻の場合、大きな経済不安を抱え、いったいこの先どうしたら良いのか、悩みます。
夫に修復したいと持ち掛けるも、転職して自分のキャリアのことでいっぱいいっぱいになっている夫は、家族全てを重荷に感じてしまうような状態に陥り、もう修復の気力がありません。
妻が養う転職癖の夫
このようなケースにおいて、妻の方が年収が高いこともあります。
妻は、夫を歯がゆく思い、足を引っ張られているという気持ちを強く持っています。
深い愛情で結ばれているわけではなく、結婚して5年以上経った頃から、「もう離婚したい、十分我慢した」と気持ちはどんどん冷めていきます。
転職を繰り返す夫、しょっちゅう失業状態になる夫、、、
なぜ生活が成り立つの?
それは、妻や妻の実家のサポートがあるから。
妻がもともと正社員として稼いでいるケースと、見かねてパートから正社員になった妻がいますが、
こういう転職癖のある夫でも、周りのサポートでどうにかやっていけるのです。
これは、借金癖のある夫のケースと同じですね。
妻は「私が旦那をダメにしてしまったのかしら?」と思ったりしますが、もう尊敬もできないし、お荷物状態。
おまけに、
プチ不倫のようなこともやっていることがあります。
深入りしなくても、女性をネット上で探し、遊ぶ人もいます。
「仲がいいけれど、夫は転職癖」という例はあまりないのです。
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