住宅を借りるには?事前に知っておきたいこと。

どういった形態の住居を借りるか

離婚後すぐに一戸建てやマンションなどを購入することは考えにくいですよね。

賃貸物件を探して借りることになるかと思いますが、

都道府県や市区町村が主になって管理している公営住宅を借りるのか、
一般的な不動産屋さんで紹介してもらえるような賃貸物件を借りるのか
で手続きや審査に差があります。

公営住宅の場合、市区町村の役所・役場が窓口となっているのでそこへ申し込みをすることになります。

多くの場合が格安での入居が可能ですが、

築年数がかなり経過しているものが多い傾向が強く、
所得制限を設けているところもあるの
で借りる際は一度確認をしておきましょう。

不動産屋さんの物件の紹介を受ける際には、所得制限のある物件は少ないですが、
中には“一人親歓迎”のものや“低所得者歓迎”といった低価格帯の賃貸物件もあるので希望を担当者に伝えておくとよいでしょう。

保証人をどうするか

賃貸契約を締結する際に必要になるのが、保証人です。

保証人をつけずに契約をするのは不可能ですので、

保証人を設けるか・保証会社と契約をするかで対応をすることになります。

首都圏では、個人の収入面での信用の高低に関わらず、不動産会社が保証会社と提携しているところがほとんどです。

保証会社に家賃の何パーセントかを支払うことによって保証人を立てられなくても賃貸契約を結ぶことができます。

実際には、保証料という名目で毎月家賃の何パーセントかを居住期間中に支払い続けることになります。

連絡先を伝えにくい

担当者に連絡先を伝えにくいという気苦労も忘れてはなりません。

結婚していた当時の住居で引いていた固定回線の電話番号を伝えるわけにもいかず、
連絡先は携帯電話の番号のみということになるかと思います。

離婚後、ちょっとの間は実家に戻るという場合は、実家の住所や電話番号を先方に伝えなければならないので、この場合は親族の同意が大前提となってしまいますね。

離婚前後での姓の変更による諸連絡

離婚準備をする中での住居探しとなれば、

苗字はまだ婚姻関係のあった相手方の苗字であることがほとんどです。

契約書にサインするのも、大家さんに連絡がいくのもその苗字。

ということは、

離婚し元の姓に戻った際には再度不動産屋さんや賃貸物件の管理会社に「姓が変わりました」と連絡を入れなければなりません。

また、支払いを口座引き落としにしていたり、クレジットカード払いにしていたりする場合も同様で、

名義が変わったことを伝え、手続きを進めておかなければ家賃の引き落としが滞ってしまうので気を付けましょう。

不動産屋さんや大家さん、管理会社からの偏見

姓が変わる連絡をすることによって、

「結婚か、離婚か」と探られることになります。

結婚であれば、居住する人が増えるということで大家さんへの連絡は必須になりますから、
確実に「ご結婚されたのですか?」なんて言われることが予想されます。

居住している人全員の顔写真が必要な賃貸物件もあるくらいですので、そう聞かれた際は正直に「離婚です」ということになります。

そこで向けられる偏見には、耐えていかなければなりません

偏見に晒される例として代表的なものが、

“新たに交際相手ができた場合”です。

男性の出入りには周囲が敏感になるので、異性間交友は控えめにしておかなければ冷たい目で見られることになってしまいます。

まだ幼いお子さんがいるのですから、正社員雇用が実現できない状況の女性も多いかと思います。

パートや専業主婦であっても、家を借りられるかどうか不安な方もいるでしょう。

勤務先の記入や勤続年数の記入欄こそ契約書面にはあるものの、
仕事の有無や雇用形態を理由に入居のお断りというケースはごくまれですので安心してください。

保証会社の利用や保証人を取り付けることができていれば、家を借りることが可能だと考えていて良いでしょう。

収入に応じた家賃設定をする必要性

離婚後、女性のみまたは女性と子供のみが暮らしていくということで、自分の収入に応じた家賃設定をする必要があります。

どの程度の年収で、どのくらいの家賃だと余裕のある暮らしが出来るか…の目安として、

年収300万円で家賃が7~8万円という声が多くあげられます。

首都圏ですと、駅近物件であったり、安全面を配慮したオートロック付き物件というと部屋数や広さが満足できなくても家賃が結構かかってしまうという声をよく聞きます。

地方だと、年収200万円で月4万円の家賃という方もいらっしゃいます。

生活費と家賃に収入すべてをつぎ込むわけにはいかないので、

どこで我慢をするか、どこは譲れないかといった点を重要視して賃貸物件選びを進めていきましょう。

子ども関連の住居選定の苦労

お子さんの親権をとっての離婚の場合は、住居の選定にさらに悩む点が出てきます。

シングルマザーとなって転居をくり返すことになれば、金銭的な負担も体力的な負担も大きいことが予想できます。

離婚という環境の変化に加え、転居という変化でも子供は敏感なので住居選びは慎重に行いたいところです。

実家のそばでサポート体制を揃える

子供の急病時や仕事を休めない場合等実家のそばに住んでいるとなにかとサポートしてもらえて助かることがあります。

実家に同居となると、気を遣ってしまったり息が詰まるという意見が多いですが、実家につかず離れずのところに住むととても助かる!という声も多いです。

サポートしてくれる親が近くにいると子供の急病時や仕事で忙しいときなどには大変心強いことでしょう。

学区を変えない場合には、環境を変えないで済む反面、ママ友から「離婚したのね」と噂されて心を痛めることになる可能性も頭に入れておくことが必要です。